• テキストサイズ

結婚するまで sex しません

第8章 寒い?


彼が持ってきてくれた紅茶を飲む。

あったかくて美味しい。

「美味しい」

私は彼の顔を見て微笑む。

「そうですね。今日は寒いですから…。あ、あの、もし寒かったら布団に入って休んでもらっても大丈夫ですよ?」

「え? ううん、大丈夫。紅茶飲んで身体温まったから」

「ですよね…」

私の答えに、彼がなんだか少しがっかりする。

「そうだ。雅樹くんの答案用紙見せてもらっていい? 模範解答の確認したい」

「あ、はい。もちろんいいですよ。模範解答はちょっと言い過ぎですけど…答え合わせのメモも取ってあるので参考にして下さい」

私は彼の答案用紙を参考に、自分の答案用紙にメモを書き加える。

彼は教科書読んだり、ときどきスマホをチェックしたりしてる。

いつもより、なんだか少し落ち着かないみたい。

まあ2学期ももう終わりだし勉強は一段落してるもんね。

雅樹くんなら復習は、その都度小まめにしてるだろうし。



「出来た。ありがとう」

「いえいえ。疲れたんじゃないですか? ベッドで休みますか?」

「え? あ、ううん、大丈夫。ふふっ」

「あ、あの、優子さん」

彼が私を、ふわっと抱きしめる。

/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp