第2章 大丈夫
彼が私の唇にキスする。
そして彼の舌がすぐ入ってくる。
「ん…んぐっ…んあっ…はぁ…ん…」
ヤバイ…口の中…気持ちいいぃ…
彼の腕をぎゅっと握って、ふわふわ浮き上がる感覚に耐える。
ちゅ…って音が鳴って、彼の唇が離れる。
はぁはぁ…ヤバイ…顔…どうなってるの…はぁはぁ…
「可愛い…」
彼の指が私の頬を撫でる。
恥ずかしくて死にそう…。
彼がティッシュを数枚取って、私のパンツの中に再び手を突っ込む。
そして私のそこを、そっと拭き拭きする。
「え? え! や! やだやだっ! そんなのいい!」
私は慌てて抵抗する。
でも力入らない。
「え…? でも濡れたままだと気持ち悪いですよね。風邪引いたり…は関係ないかな?」
彼が真顔で首を傾げながら、丁寧に拭く。
もうだめ。私の頭ついていけない。
半年付き合ってて、ついこないだ初めてキスしたばかりなのに、急にこんないろいろ…。
ぎゅうーって私の身体を、彼が抱きしめる。
あったかい…彼の身体…ぎゅうーって…
気持ちいい…