第2章 大丈夫
「気持ちいいですか…? 優子さん…」
自分の吐息の向こうから、彼の声が聞こえてくる。
「はぁ…はぁはぁ…気持ちいい…」
私は腰を動かして、喘ぎ声みたいなため息を漏らしながら答える。
超恥ずかしいけど、もうどうでもいいや…。
「はぁ…可愛い。優子さん…好きです」
吐息まじりの彼の声が、耳もとささやく。
はぁ、それヤバイ。だめ。どうにかなりそう…
彼が私の唇に、唇を付ける。
彼の舌が私の口の中に入る。
私は彼の舌をはむはむしてチュパチュパする。
彼の舌の感触に私は夢中になる。
「ん…はぁはぁ…気持ちいい…どうする…? どうしたいですか? 優子…さん」
「えっ…と…。雅樹くんはどうしたい…?」
「僕は…僕の手の中で乱れる優子さんが見たいです。こんなふうに…」
「んっ…あっ…!」
彼の指が、クリをなでなでする。
優しく、確実に私を追い詰める彼の指。
「ああん…! はぁはぁ…」
私の下半身がエロく、ガクガク震え出す。
気持ちいっ…気持ちいいよぅ…はぁはぁ…
「ん…ん……はぁん!」
私の身体が…身体全体が…大きく震えて…いっちゃった…。
全身がビリビリして、ふわふわする。
はぁはぁ…
でも、彼の指は構わず私のクリを探り続ける。
「あ…あ、あ、あ、だめ…。雅樹くん…。だめぇ…」
私の下半身は彼の指の動きに合わせてふわふわ浮き上がる。
「大丈夫…。いっぱい感じてください」
彼が優しくセクシーにささやく。
だめ。もういっちゃったの…だめぇ…。
「あっ…!」
私の身体がまた、勝手にガクガク震える。
全身がジーンとする。
また…いっちゃった…?
「はぁはぁ、雅樹くん…。いっちゃった…私、いっちゃったよぉ…」
気持ちよすぎて上手くしゃべれない。
「あ…そうなんですか? 気持ちよかった?」
「うん…はぁはぁ…」