第18章 二泊三日
彼の固いものが私の濡れた割れ目にあてがわれる。
「あっ…! あの…痛いかな…」
私は思わず身体を引く。
「う…ん。痛いかもね…」
彼が少し心苦しそうな顔をする。
「どうしよう…」
目をそらして私はつぶやく。
この期に及んで怖気付いてしまう。
「どうする…?」
「……」
彼の手が優しく私の頬を撫でる。
はぁはぁ…緊張しすぎてどうしたらいいかわからない…
「僕はしたい」
彼の声に、私は顔を上げる。
「僕はしたいんだ。優子さんと。どうしても」
「……。私もしたい。雅樹くんと」
彼が私の目を見て頷く。
そしてそこにそれがぐっと入る。
「んっ…」
入る…その先がちゃんと私の中に入ってく。
「はぁはぁ…入ってる…入ってるの…?」
私は目を閉じたまま、彼に問いかける。
「うん、半分ぐらい…痛い?」
「痛くない…痛くないけどっ…はぁはぁ…はぁはぁ…」
「大丈夫。深呼吸深呼吸…。ゆっくり息して」
「うん…はぁあ…」
……!
奥に、身体の真ん中に衝撃が。
よくわからない衝撃が。
「入った…。全部」
彼の頭が私の肩にそっと乗る。
私は彼の腕をぎゅっと握る。
身体の中はぎゅうーって感じ。
それ以外なんにもわからない。
「はぁはぁ…はぁはぁ…」
私の熱い息だけが私の頭に響く。