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【黒バス】真夏の海から

第8章 文化祭~開幕~


2週間の準備期間を終え、今日は文化祭2日目。
本日は一般来客を向かえさらに賑わいを見せている。
桜のメイド姿が可愛いと噂が広がり、喫茶店に人が押し寄せていた。
クラス全員で連携を取り、お客を裁いていく。
調理担当の火神の料理も好評を得ていた。
「3番テーブル、アイスコーヒー2つです!」
注文を受け桜は用意してテーブルに向かう。
するとそこに座っていたのは高尾と緑間だった。
「よ!来たぜ。久しぶり、元気だった?相変わらず可愛いな」
「高尾。桜に馴れ馴れしいのだよ」
「えーいいじゃんかよーこれくらい」
「えっと、アイスコーヒー2つ、おまたせしました」
2人のやり取りに笑いながらグラスを置く。
「メイド服超かわいいな!ナンパとかされてんじゃね?」
グラスを口に運びながら高尾が言う。
「そ、そうなのか?」
緑間が少し慌てた様子を見せる。
「だ、大丈夫だよ。ちゃんと断ってるし・・・彼氏がいるからって。
しつこい人もいるけど、クラスの男の子が助けてくれたし」
桜は、頬を染めながら緑間の顔を見て笑う。
「そ、そうか。それならよかったのだよ」
安心したとばかりにアイスコーヒーを一口飲む緑間。
「それより、もうすぐ休憩なんですけど一緒に校内回ってもいいかな」
遠慮がちに言う桜。
「あったりまえだよ!な、真ちゃん!」
「あぁ。かまわないのだよ」
平静を装う緑間だが、ちらりと桜を見て笑顔を見せた。
「じゃあ、また後で!」
笑顔でそう言うと、桜は接客に戻っていった。
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