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【黒バス】真夏の海から

第5章 山合宿


「黒子君、もう大丈夫だから、ありがと。ゆっくり休んで」
夕食の片付けを手伝っていた黒子にお礼を言って休むよう促す桜。
「そうですか?ではお言葉に甘えて」
そう言ってテントに戻る黒子。
「野外炊飯なんてやったことないから、手伝ってもらって助かっちゃった。ありがとね」
「いえ。では、おやすみなさい」
「おやすみ」
桜は、残りの片付けを手際よく済ませると、大きく伸びをした。
「んー 1日終わったー」
ふと空を仰ぐと、そこには満天の星空が広がっていた。
「わぁー きれいな星空ー!」
街から離れているせいもあって、小さな星まで降るように見える。
「ちょっと散歩しちゃおうかな。海と違って人気もないから大丈夫だよね」
目の前に広がる広大な敷地の小道を桜は歩き出した。
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