第3章 嵐:櫻井翔
高校の食堂で、
一人でご飯を食べる君を見つけて
嬉しくて声を掛けた。
「一緒に、いい?」
「あ、うん。もちろん」
お弁当を食堂で、なんて。
珍しくて、ジロジロ見てたら
不快そうに俺を見た
「な、なに」
お弁当を俺から遠ざけ、
取られまいと守る
「別に弁当なんて狙ってないよ」
ふふ、と笑うと
は「え?」と困った顔
「今日はなんで食堂?」
「…べ、別に…」
と目を逸らす。
何かあったのかなって。
顔をのぞき込むと、
なんだか顔が赤い。
「別に、なに?」
「…翔くんが、
いるかな。って、来たの!」
もう!って、怒った声色で
顔を赤くさせてる