第14章 嵐と関ジャニ∞
「大倉くん~!ありがとう!
いつもごめんね、迷惑かけて…」
すばるくんにはいつも怒鳴られ、
いい加減に時間合わせろって
この前、説教食らったなのに
すばるくんは大倉くんには
すごく優しいんだよね
これはヒイキってやつだよね?
「なに言ってんですか!!
大倉は先輩の味方ですから!
助けるのは当たり前のことです!」
ニコッと笑う。
大倉くんはこの笑顔で
人に好かれるのだろうなぁ…
「良かったな、優しいヤツいて。
けど俺は優しくなんかせえへんからな」
「村上先輩は優しさなんてないですもんね」
「なんやとぉおお!」
村上先輩はあまり笑わない。
笑うどころかすごく厳しい口調だから
周りの人も近寄ろうとはしない
だからいつも1人なんだけど
「またやってる~」
あはは、と、涙流しながら
笑う安田先輩が「おはよ」と歩いてきた。
彼は村上先輩の幼なじみらしい
「相変わらずこの3人組は定番やな~」
「て、定番って…そんな見飽きるんですか…」
「いつも一緒に居たらそら定番になるやろ」
なー?と、
一緒に来ていたであろう、
頭良さそうな人に同意を求める。