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Ifの物語。

第14章 嵐と関ジャニ∞







それからもエスカレートしていった。



平気そうな顔をする私に
余計に腹が立ったのか嫌がらせは続く




あの2人が見ていない時に、





教科書がなくなっていたり

お弁当がぐちゃぐちゃにされてたり

カバンが中庭の池に捨てられてたり




安易に想像できる嫌がらせが

私の心を容易く傷つけていった。








「こそこそしないで言えばいいのに
仲良くしないでってさ」





涙を流しながら笑った。



前までは平気だったことが
今は普通にツライと自覚している。



あの時、疑いの目を向けた人達が



どうして今さらヤキモチ妬いて
嫌がらせ受けなきゃいけないんだ。





悔しい。むかつく。






「…」






聞こえた声にハッとして、

濡れたカバンを背中に隠した。




怒った顔の2人が目の前に立った。






「その隠したヤツなんなんだよ」

「これも」





出されたのは、

私の嘘の悪口が書かれた張り紙



きっと嫌がらせだ





「ち、ちがっ…」



否定しようとしたら、


抱きしめられていた
驚いて言葉に詰まった。





「知ってる、そんな事は知ってんねん」



「聞きたいことはそれじゃない
どうしてこういう事されてて
何も言ってくれねえのかってことだよ」





泣きそうな顔をした潤くんが



唇を強く噛み締めていて気づいた。




安田先生のあの言葉に。

















『知らんうちにバレた時、
それこそ誤解を生むことになんで』










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