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Ifの物語。

第14章 嵐と関ジャニ∞







「ふーん。のくせに雅紀とは一緒におんねんな」



すばるは不貞腐れたように
口を尖らせる。



拗ねた時の仕草は変わってない




「待ち合わせしたのっ!」



「そんな照れて否定されるとムカつくんですけど」




いーーーっ、とほっぺたをつねる和也



こいつもこいつで
拗ねた時の仕草は変わってない




いちいち痛めつけるところ




「て、照れてないよ!
2人がそんな流れにしたんじゃん…」



「「してねぇし」」




息ピッタリかよむかつく…!





そう言えばこの2人、

クラス表見たんだろうか




「クラス表見たの?
席なんかはクラスごとでしょ?」



「見たから待ってたんやろアホ」

「お前、出るの早いくせに
ここ着くの遅すぎ、なにしてたの」




イラッとする和也



な、なんでそんな不機嫌なわけ!?






「ふ、普通に登校してましたけど…」



「普通に登校してて着くの30分って」

「歩くの亀かよ」






さっきから人に文句ばっか、



何に不満があるのこの2人







「昔は俺ら3人やったやんか」


「雅紀来てからあいつばっか。
俺らは、3人がずっと良かった」





足を止めた2人が、


並んで立っていて





そうか、と気づいた。





「ごめん…」







雅紀くんを馴染ませてあげたい、



その一心で雅紀くんと居たから
そんなことも忘れていた




変わったのは私なんだ






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