第14章 嵐と関ジャニ∞

謝るとすばるが少し不機嫌




｢ごめん、ちゃう｣



握りしめた拳に力がこもった。




｢ごめんちゃうねん。｣


｢俺らが欲しいのはそんな言葉じゃない｣






静まり返った状況で


声がイヤにはっきり聞こえる。








｢初めて合わせられた時から、
俺らの気持ちは変わってへんねん｣


｢短気で人嫌いで他人をはねのけてた俺らに
ずっと優しくしてくれた幼馴染みが、｣



｢｢ずっと、好きやった｣｣







重なった言葉に



顔がじわじわ熱くなって







見てられなくて俯いてしまう。









｢俺の方が好きだって、言いたかった
あんな奴よりずっと一緒にいたのに｣


｢やから、今日からは遠慮せえへんからな｣






｢まあ、アイツも友達なら大丈夫言うてたし｣

｢くっついてても問題ないですしね｣









ね、と視線を私に向けて



ゆっくり歩み寄ってくる２人に












ドキドキ止まらない鼓動に、



止まれって言い聞かせて




































( 俺の方が好きだって ) END






｢大体なー、付き合ってるとか噂されてさー｣
｢こっちはいつもイライラしてたんですけどー｣
｢そ、そんなの知らなっ…て！近いっっ…！！！｣
｢こんなので赤くなって～かわええなぁ｣
｢すばる近い、そこは俺の場所。あっちいって｣
｢は？知らんしお前が向こう行け｣
｢そこらの女とチュッチュしてろ｣
｢嫌や、とすんねん。んーーー｣
｢いやぁあっ、やめてすばるー！｣
｢しばく｣
｢いででででっっ｣

｢また喧嘩してる…｣