第14章 嵐と関ジャニ∞
「あの2人…」
女の子にチヤホヤされて
ニコニコ嬉しそうな2人がいた。
だけど昔とはすごく変わっていた。
私が知ってる2人は、
大人しそうで優しそうで
でも今は、制服を着崩していて、
見た目もチャラそうになって
なんだかズキズキ胸が痛んだ
「あ!クラス表あるよ!見ようよ」
雅紀くんの意識は逸れたが、
私はやっぱり、苦しかった。
「あー。僕だけ隣のクラスだ」
「ホントだね、遊びに行くよ」
「もー、僕だって友達作れるよ~
昔とは違うんだからね!」
昔とは違う、
その言葉に変に反応した
「ちゃん?」
「あ、ごめんね!早く体育館に行こ」
うん、と気にしながらも
歩き出す雅紀くんの後ろを歩く。
と、いきなり真横に人影
「なんでさっさと家出てまうねん」
「朝早すぎ」
すばると和也だ。
雰囲気がまるきり変わっていて、
ドキドキした。
こんなにカッコよかったっけ
「ふ、2人の事はわかんないよっ…
いきなり離れていってから一緒にいたわけじゃ
ないんだから。昔とは違うじゃん」
昔は一緒に居て、常に把握していた時間も
離れてしまってからは、
分からなくてすれ違っていた。