第14章 嵐と関ジャニ∞
ーーーー春
地元の高校入学が決まり、
私と雅紀くん、
それからあの2人も同じ高校だ
「いやぁ、大きいね~」
「地元の中じゃ有名な学校だしね」
全寮制という規則もあって、
みんな大荷物を抱え学校へと足を踏み入れる。
学校へ向かう途中、雅紀くんが
懐かしそうに話し始めた
「そう言えばあの2人は元気かな
中学ではあんまり話さなかったよね」
「そうだね…、家にも来なかったし
どうなんだろ?」
この学校は特別、学科コースに特徴あるわけでなく
一般的な学校だし普通科しかない
あの2人が入学するなんて。
すごく驚いたのを覚えている
「きっと変わってるんだろうね」
雅紀くんが微笑ましくじっと見る先には、
女の子が群がるところ
やけに騒がしく楽しそう
「どうしたんだろうね」
「わかってるくせに~、あの2人だよ」
ふふふ、と笑うと
雅紀くんは私の手を引いた。