第14章 嵐と関ジャニ∞
幼馴染みという関係もあってなのか、
すばると和也とは
常に一緒に毎日を過ごしていた気がする。
3人の間に誰も交えず、
加えずに3人の世界を作っていた。
それを壊したのは私で、
転校してきた相葉雅紀くんって子が
1人で寂しそうにしていたから
私が話しかけて仲良くなったんだ
たぶん、2人がよく喧嘩するようになったのも
これがきっかけなんだと思う。
「私、っていうの」
「僕は相葉雅紀、よろしくね、ちゃん」
寂しそうな表情が一瞬で
笑顔に変わった事がすごく嬉しかった。
親の都合で知らない土地に来て、
友達も居なくて寂しかったんだって
雅紀くんはそう言った
それから雅紀くん私は仲良くなったが、
3人一緒に、というのが
その頃からなくなり始めていた。
それぞれ友達が出来てきて、
それぞれの世界を楽しみ始めていたから。
そうして2人と私との距離は、
自然と離れ気持ちも
まるっきり変わっていたって、そう思っていた
高校へ入学するまでは。