第13章 関ジャニ∞:大倉忠義
私が通う高校は兄達と同じだ。
両親が通うなら
お兄ちゃん達と同じにしろと言うから。
ずいぶん昔に私は誘拐された事がある。
財産目当ての犯人による犯行だった
けれども頭が切れる犯人で、
何十時間、何日間も開放はされず
家に帰れたのは誘拐されて1ヶ月後だった
それもあってか、
両親共に兄達は
必要以上な過保護さを見せてる。
「いいか?HRが終わったら、
兄ちゃん達に連絡を入れるんだよ?」
「お昼ご飯も兄ちゃん達と食べるんですからね!」
朝と打って変わって、
いつも通りの兄たちに安心しつつ
「もー、分かってるって」
曖昧な返事をして教室へ入る
「おはよ、ちゃん」
にひひ、とイタズラする時みたいに
笑う大倉くんが挨拶をした