• テキストサイズ

Ifの物語。

第13章 関ジャニ∞:大倉忠義






「毎回毎回、呼び出しますけどね?
返事は変わりませんよ?」


「少しぐらい、変わってもええと思うけどな〜」





ニヤニヤ笑うヤス先輩が

私に一歩近づく




ヤス先輩は一つ上で
ちょっと派手な制服の着こなしで、


誰とでもすぐ仲良くなる人だ






私が彼を知ったのは、



大倉くん繋がりだったっけ?






「でも僕、諦めへんから」


「諦めましょうよ」





去ってったヤス先輩を見送り、


1人、ため息をつく。





バタバタと足音が聞こえてきて、




振り向こうとした瞬間








「!!!」






さっきまで悪口言ってた大倉くんが


泣きそうな顔して抱きついた。





あはは、と笑う私をよそに


大倉くんは力強く抱きしめた。









「あんだけ、の悪口吹き込んだんに
どーしてお前はこんなにモテんねん…。」



「いや、別に…。」




モテないよって言おうとしたら




むすっと、

頬を膨らました大倉くん。









「あんだけ悪口言ったのにな、
やっぱ皆、お前を好きになんねん
俺の悪口はヘタクソすぎって」





そりゃそうだ



悪口を言う時の大倉くんは、



悲しそうなさみしそうな、
傷ついた顔をしてるんだ




きっと嘘なんだろうって気づいてる。






「俺だけのやのに」



「そうだね」








頷いて頭をなでた。

































( 君の愛し方 ) END






/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp