第13章 関ジャニ∞:大倉忠義
大体、彼はなんで
こんな大手の会社に入れたのだ
仕事もしないくせに、
定時に帰るし。
合コンやなんやって浮かれてる
馬鹿みたい。
「営業行ってきます」
「おお、そんなら
大倉も連れてけ!」
「え?なんでですか」
仕事しないじゃん
「会社おったら寝るやん
パシリでも動かしとけ、
よろしく頼むなー。」
部長、面倒を見るのが
いやになっただけでしょーが
「わ、営業行くん??
むっちゃたのしみやあ~」
遠足に行く子どもか。
準備をして、
外へ出ると大倉さんが
にこ、と笑う。
「な、なに」
「ちゃん、
彼氏とかおんの??」
「居ません」
「まじ!?じゃ!
「でも大倉さんは
タイプじゃないです」
食いしん坊のとことか、
すぐ寝ちゃうとことか、
チャラチャラしてるとことか
「えー、どうしよー。」
気がある素振りするとことかね。