第12章 関ジャニ∞:錦戸亮
出会いは高校1年生。
高校入学当時からは
女子からは疎まれ嫌われ、
男子からは怖がられていた存在だった。
誰も寄せ付けない雰囲気で
俺でさえも、声はかけられへんかった。
「なんなん、あいつ…」
綺麗で、純粋で、そして、
悲しかった。
「はぁ…、初日からだるいわぁ」
屋上に行くと、
そこにはの姿。
ちらっと俺を見るだけ何も言わず。
その一つの仕草だけで、
俺は恋に落ちた
ああ、俺、こいつが好きやって。
「さっきから何。ずっと見て、気持ち悪い」
「可愛いから見てただけ」
にや、と笑うと
怪訝そうな顔してそっぽ向く。
「そういうの、別に要らないから。」
ふん、と頬杖を付く
「なんで、いつも一人なん?」
そう聞くと、
あんたが聞く?という顔で言った。
「楽だからよ」
たったそれだけを言った。