第12章 関ジャニ∞:錦戸亮
ぐしゃ、
亮くんが服を強く握りしめた。
「嫌やったら帰ってもええねんで
私は少ししたら帰るから」
そうは言っても、
たぶんすぐには帰れないことを知ってるのか
「イヤや、待っとく。」
そう言って離れようとしない。
相変わらず、子供じみた独占欲?
「もー、すばるくんもヤスも帰れよ~
俺らの密会に邪魔してくんなやー」
「密会になってなさそうやからきてんねん!」
「そーやそーや!」
うるさいな、こいつら。
ぐしゃ、
そしてまた、
握りしめた所の服を強く、
さらにまた握りしめた
俯いて何も言わないけど、
決して離れようとしない亮くんに
「亮くんも何か言いなよ!腹立つやろ?」
と、
話しかけてみたら
鋭い目つきで2人(正確には3人)を見て
「目当てで会ったんなら残念やったな!!!!
は俺のもんやねん!ふんっ!
わかったら早よ帰った方がええで!!!!」
そう叫び、
ぜぇはぁ息を整える。
びっくりした3人は、
ぽかーんてしていた。