第12章 関ジャニ∞:錦戸亮
「好きって何?」
不機嫌な顔の亮が
閉じかける瞼を必死に開け、私を見た。
まずいとこ聞かれた!と
安田さんがあちゃーとうつむく。
「あのね、亮、やす…」
「は俺の彼女やねんけど」
フラフラしながら立ち上がる亮が
安田さんの方に歩み寄る
そして、胸ぐらを掴む。
「なんやねん、送ってやったのに
その態度はないと思うでぇ?」
なー、ちゃん!
と笑顔でこちらを見る安田さん。
いや、待ってよ。
絶対、この状況を楽しんでるでしょ!!
「うるさい!はよ帰れ!!」
ボンッ、と離すと
はいはい〜と安田さんは帰ってった。
その後で、
亮はむすーっとした顔で私の方に向き直る。
「あれ、なんなん。ほんまに。
ヤスってああいうとこあるからむかつくねん」
「あ、ああいうところ?」
「ああやって煽ってくんねん
絶対、に気があんねん
あーもう!やから嫌やって言うたのに!
めちゃくちゃ飲ませやがって!!!」
1人でもがく亮が
照れくさそうに笑いながら、
「頼むから、俺の事、ずっと好きでおってな」
そう微笑んで、
置かれていた箱を私に手渡した。
「おめでと」
( 大好きだから )END
「大体な?ヤスって意地が悪いねんで?
すーぐにちょっかい出すしさ?
俺が寝とる間に好きとか言いやがってほんまに!
俺のなのに手ぇ出されるとこやったわ!
ヤスの悪いとこはそういうとこやねんなぁ!
やから今度からヤスと接触する時は俺を通してな…ウンタラ」
「亮ってよっぽど安田さん好きなんですね」
「あれだけ好き好き言われたら照れるわぁ」
「あはは〜、それはそうとプレゼントありがとう」
「欲しい言うてたもんな!」
「大事にします」
「ふふ、大事にしてなあ、」
「話を聞けやぁぁあああ!!!!」