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Ifの物語。

第12章 関ジャニ∞:錦戸亮






目が覚めてもそこには亮は居なかった。
もう既に日付が超えていた。


ああ、そういうことだ。




苦しくなる心を押し殺して、



携帯を開いた





その瞬間に電話が鳴って、
思わず出てしまう



『あはは、ワンコールで出たし〜』


ゲラゲラ笑うこの声


「安田、さん?」

『せーかいっ。出んの早くて笑ってもうたやーん』



ひぃひぃ笑う安田さん


きっと、どんだけ亮からの
連絡待ってたんだって勘違いしてる


まあ、少しは合ってるけど





『誕生日やろ?おめでとー!』

「え、覚えてたの?」


『そら当たり前やん、
可愛い子の誕生日はばっちり!』



いひひ、って


まるで冷やかすように安田さんが笑う。


「ありがとう、ございます」


『ええで。実は今なー?
ちゃんの家の前におんねん!』



ピーンポーン、


部屋中にチャイムが鳴り響く。



「え」



ドアを開くと、

可愛く微笑み手を振る安田さんと




「こいつ、送ってきてん。いーれて?」



酔っ払って寝てしまってる亮の姿。







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