• テキストサイズ

Ifの物語。

第12章 関ジャニ∞:錦戸亮






自分でも醜いなって、そう思う。



すぐ怒って問い詰めて、
そんなのただの自己満足にしか過ぎないこと


今までたくさん実感して後悔したのに





遠い存在なんて付き合ってなくても

感じていたくせに。






1人、テレビを見ていたのに
視界がだんだん滲んで


会いたくなって、電話を掛けてしまっただけ





『………もしもし?』



大きな間と、息切れした声


やっぱり忙しかったかな
いつも通りの声で返事を返す。



「ううん、仕事忙しそうなの?」

『まあな。ドラマ撮影長引いてんねん
終わったらビュンって帰ってくるわ』



いつも通りの亮のふざけた返事で



どこかホッとしてる自分がいた






「ふふ。わかった、待ってるね」







本当だったら今日は私の誕生日、



だったんだけどな


きっと覚えてなんかないんだろうな。







期待なんて、しないけど。


やっぱり視界が滲んで
涙がこぼれた。









/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp