第11章 関ジャニ∞:安田章大
それから自分の部屋に行き、
片付けを済ましたあと
リビングへ行ったら
そこには大倉さん以外の人達がいた
「あ!ちょうど来た!」
大倉さんが叫ぶと、
みんなが一斉に私の方を向く。
「新しい子!ちゃん!」
紹介をしてくれると、
他の方が自己紹介をする。
「渋谷すばる。
チビとか言うたらぶん殴るわ。」
「すばるくんは大工さんなんやで!」
そっぽ向く彼の代わりに、
大倉さんが教えてくれる
「丸山隆平やで~!!
好きな色はオレンジ色〜!!
好きな食べもんはシャケやで!」
ぱぁあーーん、と
なんかよく分からない単語を
大声で叫ぶ丸山さん。
「こいつはデザイナーやねん」
「俺は錦戸亮。
ちょっと人見知りやで。
仕事はアイド…「わーーー!!」
「大倉うっさいねん」
「なんで隠してんのかわからん」
「…?」
大倉さんが咳払いして、
みんなを睨むと
私の方を向いた
「俺が紹介するな!」
錦戸さんは美容師さんで、
横山裕さんはショップ店員
村上信五さんはIT会社の社員さん。
「…んで!こいつが安田章大。
ギター上手くて先生やってんねん!」
と紹介したのは、
顔を真っ赤にした背の低い男の人。
「は、じめまして?」
のぞき込むと、
慌てて彼が距離を取る。
「…あ、」
「ヤス、照れ屋やねん!」
とフォローする大倉さんに、
安田さんは何とも言わずに
ただ俯いていた。