第11章 関ジャニ∞:安田章大
東京の大学に入学したため、
こちらに上京してきた私は
お金の節約のため、
住む場所をルームシェアに選んだ。
元々住んでいた人が7人もいて、
あと1人ギリギリ入居可能と
お話を聞き即決した。
行ってみればすごく大きいお家
出迎えてくれたのは、
かっこいい背の高い男の人だった。
「今日から住む子やんな?
俺は大倉忠義って言うねん!」
「です」
共有スペース、お部屋の場所
勝手に使っていい物や、
自分の物の入れる時のルールや
置いておくルール。
それぞれ丁寧に教えてもらった。
「あとは他の奴らに挨拶やな。
みんな仕事出て帰り遅いねん」
「何のお仕事されてるんですか?」
そう聞くと、一瞬目を見開き、
「……ふーん、知らんねんな」
と呟いたあと、
「俺はパティシエしてんねん」と
笑顔で答えてくれた。