第11章 関ジャニ∞:安田章大
バスケ部は女の子に人気で。
練習試合で部活内で
チームに分かれ試合してると
必ず女の子達が集まってくる。
誰々がかっこよかった、とか。
シュート凄かった、とか。
やっぱり好きなタイプとか。
くだらないなんて言われたら、
きっとそれまでなのだろうけれど。
滲む視界に映る彼の姿は、
やっぱり歪んで見えた。
「…馬鹿しょーちゃん、」
ニコニコ笑ってなんなん。
ありがと、なんて手を振って。
また来てやってキラキラ微笑んで。
ほんま、意味分からん。
なんで私ばっか
妬かなあかんの、嫌や。
「、来い」
離れた場所から君を見て、
こんなに好きなのに
モヤモヤ気持ち悪くて嫌な感じ…。