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Ifの物語。

第10章 関ジャニ∞:丸山隆平







「特にあれだよ」





指さしたのは部活ではなく、


先ほど跳ねてた先輩だった





「丸山隆平。
あいつが一番厄介なんだよ」




ほんとに!と叫ぶ翔先輩。



「あいつは顔もいいし、
性格もいいから人気者なんだ。
だからよく部活勧誘に使われてる。
本人も楽しくて断らないし…。
だからどの部活もその手を使うから
生徒会もお手上げ状態さ」



そう笑う翔先輩は、


ちらっとコートを見て
あっ!と叫び走って行った。





忙しそうだなー、相変わらず。



なんて呑気に考えてたら

目の前に現れた先輩達の姿



手には『我らが軽音部へようこそ』
なんていう、勧誘のチラシ。





こ、これは…!




『ねえ、きみさ。
部活にはもう入ったの?』
『ていうか1年生だよな?』



茶髪の男にメッシュ入れた男に、


なんかチャラい風な人達が
にこにこ笑っていた。





『はい…、1年ですけど…』


『よかったら軽音部に入んない?』
『君かわいいし、人気出るよ!』





ホストのキャッチかよ…。




「いえ、部活には入らない予定なので」




そう断っても、
グイグイ迫ってくる先輩達。


困ったな…、

今日は早く帰るって
お兄ちゃんと約束したのに…!



怒られるよ…!翔先輩!





「その子、生徒会の子やから
部活には入られへんで~?」




後ろから聞こえた関西弁に、


2人の先輩達が『やば…』と
声を漏らした。





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