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Ifの物語。

第2章 嵐:大野智






会う日は決まって夜で、

しかも、週末。





「…あと、少しだけ」


「だめ。もう終わり」








こんな、汚れた恋に
手を出したのはなんでだっけ。



好きになったきっかけも




恐らくかっこいいとか
仕事が出来るとかじゃなくって








ただ、寂しさの穴埋めに
ちょうど良かっただけ。







「また、今度」


「ん、じゃあね」







指輪をきらめかせながら





スーツを着て、

タクシーに乗り込む彼に








「……………好きだバカ」






なんて、



直接、言えない言葉を吐き捨てる







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