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Ifの物語。

第9章 関ジャニ∞:村上信五





医務室に着くと、


傷だらけの信五が
ベッドに横たわり寝ていた。




「大丈夫なん…?」



「先生曰く、骨折は確実やって。
強く打ち付けたから気失ってんのかもな」




うーん、とうなる安田章大くん。





「…」



ホントに呼んでる…。





「僕、先生に呼ばれててん
しばらくしたら戻るからさ
様子見ててもらってええかな?」



ちょっと慌ててる安田くん。



「ええで。行ってき。」


「ありがとう!可愛ええな!」





最後、意味のわからない捨て台詞だけど



安田くんは走って出て行った。






相変わらず寝てるな、信五。

大丈夫かな。




骨折は確実って、

どんな高いところまで登ったの。





「…ううん……、?」


「あ、起きた?大丈夫?
木から落ちたって安田くんから聞いてん」





信五は痛そうに表情を歪めながら



ゆっくりと起き上がる。






「…ってて、折れたな」


「仕方ないやろ。落ちたんやから」


「なんやそれー、嫌味か!!」





と笑いながら突っ込む信五。




「……ありがとな、来てくれて」



「え?」


「お前、他のやつのとこ行くから
ほんまは寂しかってん。」



なんて、いつもは言わないことを



さらにまたいつもはしない笑顔で


言ってのける信五。






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