第9章 関ジャニ∞:村上信五
それから何度か話す機会があったけど
やっぱり緊張して、
無言ばかり続いじゃって。
なんでこんなに緊張するのかな?、
他の男の子と話してても
緊張なんてしなかったのに…。
『、どないしたん?
最近なんか元気がないみたいやから』
頭を優しく撫でる。
幼馴染みだから気づくのかな?
「…あのね、」
自分が感じる気持ちをすべて。
幼馴染みの彼女に話した。
すると不思議と苦しかったのが
少しだけ軽く感じた。
『あんた、ほんま昔からアホやな』
そんなことを真顔で言う彼女に
ぽかんとする私。
アホ、って。
『そんなんな、特別に思っとるからや
どうでもええ相手に緊張するんは
初対面の時だけやで。』
「…とく、べつ?」
『つまり好きやっちゅーこと!』
そのとき、ガラッと開いたドア。
立っていた村上くんに
ほら、また。
心臓がバクバク鼓動を打つ。