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Ifの物語。

第9章 関ジャニ∞:村上信五






「今日何の日か忘れたの?!」


「は?なんかあったっけ。」




マネージャーにメール打ちながら、


忘れたふりをする。





昨日の収録で面倒事あったらしくて


すばるがモデルと揉めてて、
次回の収録に困ってるらしい。



んで、その処理を
なぜか俺がしてて




もしかしたら今日も仕事かも…。






ってため息。







「…信五くん、仕事?」


「休みやで?なんで??」





サッと携帯を裏に向けて置く。


記念日なんやから、




なんかプレゼントでも買うか。






少しだけ浮かれてる自分に、

気持ち悪、と呆れる






「いいよ、別に仕事行っても」



「ちゃうって。仕事やないで。
けど、まあ。事務所に行かな
アカンかもしれへんねん」




「そっか。仕事ミス、したとか?」






いつもは、そう言う事は

気遣って聞かないが
ヤケに仕事に関して詳しく知りたがる。





「俺やなくてすばるやけどな。
でも、俺にも責任があるから」






ピロン、


携帯が鳴る。



すばるから。





『ごめんな。
やっぱ来てもらわなアカンわ。
すぐ済むからこっち来れるか』




「…、」




ちら、とを見る。



はその視線の意味に気づき
小さく頷いた。




「行ってきて。」



「…すぐ帰る。待っててな、」





慌てて着替えて上着きて、




そのままの勢いで家を飛び出した。


















(忘れてるのかな、記念日って。)


(忘れたふりなんかするんやなかったわ、)

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