第9章 関ジャニ∞:村上信五
けたたましく目覚ましが鳴り、
ゆっくり目を開く。
仕事柄、連絡がないか
携帯を開くと
一件のスケジュールのお知らせ
『今日は記念日です』
ああ、そう言えば。
そしてメールと着信。
着信はマネージャー。
メールはから
(ちょっとお買い物行ってくるね)
音符付けて機嫌ええな。
「ねっむ…。」
時刻は9時過ぎ。
昨日は夜中の3時まで
収録やったから眠いんやけど
寝っぱなしやったら
が怒って口聞いてくれへんし
カチカチ携帯を弄りながら、
リビングへ行く。
「おはよう!信五くん!」
にかっ、と可愛い笑顔。
「おはよ、元気やな」
「もちろん!今日はね!!」
ね!
と強調してくるから、
「お、おん……?」
と戸惑い気味に返事。
「あ!ご飯出来てるよ!」
はーい、とお味噌汁付き。
へへっと無邪気な笑顔に
ついついつられて俺も笑う。
「なんかさ、」
「なになに!?」
「え、ああ…、そんな反応せえへんでも」
「早く言ってよ〜!」
「なんか。今日の、
むっちゃ気持ち悪いで?」
なんて言ったら強く叩かれた。