第8章 関ジャニ∞:渋谷すばる
ーー渋谷side
入学式の日、俺は
初めて一目惚れと言う奴をした
俺の親は極道の親方みたいな事してて
入学式やそういう式典には
あまり顔を出したがらないから
一人で高校へと来ていた。
俺の顔も親譲りで強面やし、
ビビられていたのは気づいてた。
そんな時、保護者受付のとこに
可愛いセンパイが笑顔で立ってた。
「こちらにお名前ご記入お願いします」
一瞬で惹かれた。
そしてちらっと目が合う。
にこ、っと微笑まれ
視線は保護者へと戻ったけど
確かに胸の奥が、心臓が、
音を立てて鳴り始めたんだ。