第7章 関ジャニ∞:横山裕
昼休み、遅れて課題を出しに
職員室へ行った帰り。
女の子に囲まれる大倉に遭遇。
『えー。ほんまに女おらんのん?』
「居らへんって~!」
『嘘ついたらしばくで〜?』
『美香怖いわっ(笑)』
「ほんまやで。しばくのは勘弁な」
『ほんなら、うちと付きおうてよ』
大阪の子って、
結構、物事ハキハキ言うんだね。
別に興味ないから、
通り過ぎようとしたら
「あ、でも。」
急に腕を掴まれる
は?と振り向けば、
皆の視線はこちらへ
「女は居らんけど、
特別なやつはおんねん。」
とにこぉっと笑う。
『えー。それはずるいわあ』
『さん、かわええし』
『適わんし…それに……な?』
『さんに手出したら
バックが怖いからな。諦めるわ』
とパタパタ去る女の子達。
バック?
私の後ろに付いてる人、ってこと?
そんな人いたかな
「、組でも入ったん」
「しばくぞ」
そんな人、いたっけなぁ…
って考えていたら
前から怖い人が歩いて来た
「うっわ。ヤンキーやし!
!はよ行こっ」
「…う、うん……って」
よく見てみたら、
「村上、とすば」
よ、と呑気に手を振る2人。
ああ。バックって、
この2人か