第7章 関ジャニ∞:横山裕
「…、ちゃん?」
「なに」
「どー、したん」
「別に大倉と再会してからと言うもの
付きまとわれるうえに執拗なぐらいの
なー頼むわ!って奴にイライラなんて
これっぽっちもしてなんかいないから」
「あはは…、大倉な」
転入生の大倉忠義。
大阪のはじーっこに住んどって、
最近、仕事の都合で
元々、親の故郷やったここの町に
戻ってきたらしい。
そして大倉はちゃんの幼なじみ
「毎日毎日。ぶっ飛ばしていいかな」
「あかんて!退学なんで!」
そう止めると、
パチッと目が合う。
「……、やめとく」
ふぅ、とため息。
あれ?
なんか。俺のおかげ?
俺の言うこと聞いてくれたん?
「んはーっ。むっちゃ嬉しい!」
「うっさい」