第7章 関ジャニ∞:横山裕
ピコン
携帯が鳴る。
横山〉いまどこおるん。捜してんのやけど
ほっといて、先に帰るから〈
テレビ局なんて初めてだから、
やっぱり道に迷った。
ウロウロしてると、
安田くんに遭遇した。良かった
「あれぇ、ちゃん!」
「安田くーーーんっ」
「わわっ。どないしてん」
なんでだ。
私、泣いてる。
「私、安田くん好きだよ」
「え!?…あ、うん。僕もやで」
何かを理解してくれた安田くんが
頭を優しく撫でてくれた。
「優しいし一途だもん。」
「ふふ。そーかな。
独占欲強いで、僕は。」
「いい。嬉しいから。
う!わ!き!より、いいもん」
「 ははっ、言われてんで。」
安田くんがそう言うと、
ひょこっと、
出てきた横山くん。