第7章 関ジャニ∞:横山裕
だってムカつくよ。
綺麗なのも可愛いのも、
性格がいいのも仕方ないさ。
生まれ持ったものと
生まれ育った環境に
恵まれてるんだろうね!きっと!
でもさ。
私が居るのに仲良くするのって
どうかと思うんだよね。
「抑えて抑えて」
どーどー、と
肩を優しく叩く二宮くん。
この人たらしめ。
あんたもアイツと同類だわ!
『えー!私も好きなんです!』
「ほんまですか?」
『今度、一緒に行きませんか』
「スケジュールがあったらぜひ」
ぜひ、じゃねーよ。
合わないよ、合わせさせないよ。
ちゃっかり連絡先交換してさ
「もう帰ってやる」
「え、は?おいっ」
仕方ないじゃない。
相手は芸能人だよ
人脈広いレベルじゃないもん。
言い寄られても、
それは正当なこと、だよね…?