第7章 関ジャニ∞:横山裕
素直になれれば苦労はしない。
キライじゃない。
むしろ大好き。
愛してるは言えないけど
「…もうやだ」
本当に素直になりたい。
でも、テレビ見たら
かっこいい横山くんが居て
自己嫌悪に陥ったまま会うもんだから、
またツンケンしちゃう。
昔からそうだ。
妹が愛想がよくて、
皆に好かれる性格だった
それとは反対に
私は素直に気持ちが言えなくて
言葉をぐっと飲み込んじゃう。
『あんたよりあの子がよっぽど可愛い』
周りからそう言われ続けられる。
だから、もういいや。
私は可愛くない。
気持ちなんて聞きたくもないんだって
「ああ…、また自己嫌悪しちゃう」
気分が落ち込んで。
寝てしまおうと立ち上がると、
携帯が着信を告げた
「横山くん…。」
電話に出ると、
『!!好きや!』
「…へ?」
『好きや!!好き!好…
「分かったから一旦黙ろう」
ドキドキ心臓が鳴り止まない