第7章 関ジャニ∞:横山裕
最初は、恥ずかしいとか
照れ屋とかそう思ってたけど。
思い返せば、
そういうんじゃなくて
ただのツンデレって気づいた。
「へーえ、ツンデレね」
「棒読みや。興味を示せっっ!!」
「人の女に興味なんか
あるわけないやん」
雑誌を読みあさるヤス
それ、女性誌やんか…。
ヤキモチは妬く。
妬いてくれるんやけどさ。
たぶん、妬きすぎて
ツン多めになったんかもな…。
「…まあ、でもさ。」
「ん?」
ヤスが雑誌を読みながら、
ぼそっと言った。
「昔とか何かあった子なんやないん
やないとツン9割とかおかしいやんけ」
ケラケラと笑うヤスは、
顔を上げ俺を見た。
「横ちょが、安心させな。」
な?と傾げる彼が、
もどかしそうに
「やから!ほら!これ!!」
と携帯を押し付ける。
ああ。電話しろやってな