第7章 関ジャニ∞:横山裕
「ヤスぅ、ギターのとこだけ
合わせとかせぇへーん?」
「ええでー。
あ、ちゃん」
「はい!」
「新曲の楽譜、音楽室に
忘れてもうたから取ってきてくれへん?」
「わかりました!」
もうすぐライブを行う我ら軽音部は
練習のためと第2体育館で弾いている
音の響きは、第2の方が
本番のとことよく似ているらしい
「…〜〜♩」
ふと、見ると渋谷先輩が
発声練習を一人でやっていた
渋谷先輩はいつも、
ふざけた歌い方するけど
本番は綺麗な声で歌うんだよね…。
「……、なに見てんねん
俺に見蕩れてたん?
嫌やで、お前タイプとちゃうし」
「…声に聞き惚れてたんですー。
黙っていればかっこいいのに残念」
軽音部でマシな男と言えば、
安田先輩と丸ちゃん先輩だけ