第7章 関ジャニ∞:横山裕
「…つか、なんで俺の時だけ
お前はタメ口になってねん!」
「え、いいじゃん」
アンプを抱え歩きながら、
隣でコードやらドラムの太鼓やらを
運ぶ横山(先輩)と話していた。
「ーっ!
アンプ使うからはよ運んでー!!」
「は、はい!分かってます!」
私は、ギターが大好きで
アコギもエレキも持っている
曲だって、ゆっくりなら弾けるし
コードだっていくつか覚えた
でも、錦戸先輩や安田先輩には
まだまだ敵わない。
「あー重かった」
「おつかれ。ありがとな、いつも」
安田先輩がギターのチューニングを
終えてこちらへやって来た。
「いえいえ!1年の仕事ですから!!」
「ふふ。えらいなぁ。
僕なんて1年の時は
ギターかき鳴らしてたで?
それでよぉ怒られたけどな」
いいなー、
私なんて弾こうにも、
錦戸先輩の目が怖くて弾けないもん。
あのギロリとした目がたまらなく怖い
「そういや、横山くんとは
ええ感じに仲良くしてるけど
その先の展開とかはなかったりする?」
「ありませんし、ありたくもありません」
横山(先輩)は、
恋愛対象にすらなりませんから