第6章 嵐:松本潤
出会う前から入退院を
繰り返していた君
出会うきっかけは、
ダンスで怪我をしてしまって
治療のため、病院に訪れた事だった
付き合う事になって、
君は治療のためと、
副作用の強い薬を使用し始めた。
髪の毛も抜けて吐き気もすごく、
体調もいつも優れなかった
「潤くん、あのね。
私の夢を聴いて欲しいの」
「なーに、言ってみ」
君はにこっ、と微笑む。
「…国民的アイドルになって、
みんなを幸せにして」
ごほ、と咳をする。
「…ちゃんじゃ、ないの?」
「私は長くないから」
そう、悲しそうに言った。