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Ifの物語。

第5章 嵐:二宮和也




1日、倒れず元気に過ごせた



嬉しくて本でも、と
図書室へ向かうと




少し怖い雰囲気の女の子達が
私の前へ立ちはだかった





『あんたさ、相葉くん達と
どういう関係なわけ?』

『体弱いとかでチヤホヤされて』

『調子乗ってんじゃないの』




囲まれて、同時にいろんな
悪口を言われて怖くて



意識が遠のきそうだった






その時、


「あんたら何やってんの」






二宮くんが駆けつけてくれた




「大丈夫?」



嬉しくて涙がこぼれ落ちた。


ぎゅ、と制服の裾を握る。




「ありがと…っ。」




『だ、だって…』
『好きでもないのにっ、』
『傍に居るなんておかしいし!』




ねぇ?と交互に同意し合う。


すると、二宮くんは
はっきりと彼女達に言い放つ






「俺はのこと!
好きなんだからそれでいいんです
傍にいたいから俺は居るの。
他になんか文句は?」




勢いに負けた彼女達は、

慌てて逃げ去って行った。






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