第5章 嵐:二宮和也
ふらっとして、
その場にしゃがみこむ。
安心して力が抜けちゃった…
「ごめん、自覚無さすぎた」
「ううん…、来てくれただけ
嬉しいよ、ほんとにありがとう」
にこ、と微笑むと
顔を赤らめる、二宮くん
「さっきのは、本気ですからね」
ぐっと引っ張り、
立たせてくれる二宮くん
さっきの、って…
好きなんだから、って言葉かな?
だよね…。
「俺は病弱とか関係ない。
ずっと傍に居るし、見捨てないから」
「…っ、ほんと?…」
「うん。絶対。」
あの日の言葉から、
幾つも歳月は流れ。
「~っ、薬飲んだ?」
「あ、忘れてた」
心配だから!
夜も眠れなくなるから!
って理由で同棲を始めた私達
「もう!困るんですけど」
「なんで。大丈夫大丈夫」
「…居なくなったら、
寂しくて死んじゃうよ、俺」
どっかの関西グループでも、
聞いたことあるセリフ…
「飲むよ」
カズくんは優しくて、
なんだかんだ気配りがあって
休みは私にべったりで。
「それで良し。」
アイドルのクセに、
なんだかお母さんみたいで。
( 気づいたこと ) END
「キューピット俺だよね!」
「もちろん。ありがとう」
「ふふ。元気になって良かった」
「そこだけ感謝します」
「えー、もっとあるだろうよー」
「あ!ちゃんだ」
「バカップルさっさと帰れよー」
「妬くな妬くな。」