第4章 嵐:相葉雅紀
ーー二宮side
廊下を歩いてたら、
偶然、あのチャラ男に遭遇。
珍しく一人だ。
「あ!と仲良しの!」
スキップで近寄ってくる彼に、
少し警戒する。
「なに」
「そんなキレなくても。」
俺はコイツがキライだ。
が好きな、
こんなチャラ男なんて。
「用がないなら帰ります」
「待って!!」
立ち止まると、
少し寂しげな彼の顔。
「アイツに、言っといて」
「…なにを」
「約束、守れないって」
「は?ちょ、」
彼は俺が何か言う前に
走って去っていった。
どいつもこいつも、
人の話を聞けや!