• テキストサイズ

孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第9章 あなたの分まで


街へ着いたオレは、
少し肌寒い風を感じて
首に巻いたマフラーを軽く
上へ引っ張った。

「この街で起こった怪奇現象について
 調べましょう。
 3日後の朝に、護衛の任務のため
 この街を発ちます。」

カジムが言う。


ー 期限は明後日までか.......。


晴れた空を見上げ、まずは
怪奇現象の調査を開始した。

「どんな現象さ?」

「えーと.......。
 3日前の嵐の次の日、
 街の近くの森で大量の木が
 一気に枯れたそうです。」

カジムがそう言って
街の西側を指差した。


「おー、派手に枯れてるねー」

リランが腰に手を当てて
森を眺める。

扇状とでも言うのだろうか。
扇をひっくり返したような
形状でそこだけ茶色い木々があった。

「行くぞ、調査と今日の宿探しだ。」

神田に促されて
オレ達は街を歩き始めた。
/ 284ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp