• テキストサイズ

孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第25章 襲撃


ティキを睨むと、彼は肩をすくめてみせる。

「そんな怖い顔すんなよ...」

そう言って、アクマに手を差し出した。
不気味に光る物体がティキの手に乗り、
明滅した。


― アクマの血...毒。


あれで何をするつもりだろう。

見ていると、ティキはその物体に
ふっと息を吹きかけた。
瞬時にその姿が消える。

身構えた瞬間目の前に現れた。

そして、右手に持ったそれを、
私の胸へと突き込んだ。

「げほっ.......」

息苦しさに膝をつく。
ティキが手を抜いたとき、
あの物体はその手になかった。

「な.......にを...」

「おやすみ、リラン。
 せめて早く逝かしてやるよ」

哀切を含んだティキの言葉を最後に、
私は............................





― ラビ、助けて.......








 
/ 284ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp