• テキストサイズ

孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第4章 黒の教団にて


ヘブラスカは、
言葉を続けた。

「リラン......可愛い歌姫...
 世界を救うか、滅ぼすか...
 お前が鍵となるだろう.......。」


私を乗り物にそっと
戻すと、ヘブラスカは
闇へと後退していった。

「ヘブラスカの予言は
 よく当たるんだ。
 意味は分からないけど、
 良かったね~」

力の抜けた私に
コムイさんが笑いかけ、
私達は上へ戻る。

すぐにリナリー達が
私のそばにやってきた。

「リラン!
 どうだったの?」

コムイさんは、
書類を手にすると
軽く私に手を振って
どこかにいってしまった。

期待する顔のリナリー達に
私は笑った。

「特に何も...あ、シンクロ率?
 が91とかなんとか。あと、
 世界を救うか滅ぼすか、
 お前が鍵だ、って」


アレンが驚いた顔をした。

「シンクロ率が91%ですか?
 すごく高いですね」

「うんうん、普通80%くらいだろ?
 リラン、すげー」

ラビも腕を組んでうんうん、
と頷いた。

リナリーは微笑んだ。

「じゃあ、教団を案内するわ
 あなたの部屋も今準備してるの」

「私の部屋!?嬉しい!」


ー どんな部屋だろう??
  教団の中もたくさん
  見て回りたい!

リナリーの後について、
私も歩き出す。と、


「じゃあ、オレら食堂行ってるさ!
 後でこいよーっ」

「僕もラビと一緒に。
 リラン、楽しんで」

ラビとアレンは反対側の方へと
歩いていってしまった。

リナリーは、私の
手を引っ張ると、
楽しそうに教団の中を案内してくれた。
/ 284ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp