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孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第13章 新たな任務


ついに、アクマが予告した日になった。

来るのは夜。

でも、私やリナリーはもちろん、
村人も昼頃からそわそわしていた。

唯一、神田だけはいつも通りの
平静さだった。


「皆さん、紅茶はいかがですか?」

マディナさんがそう言って、
カップを持ってきてくれた。

「「ありがとうございます」」

リナリーとお礼を言い、
良い香りの紅茶を受け取った。

神田は無言だけれど
しっかり受け取る。

ほぼ3人同時に飲み始めた。


「うわぁ、マディナさん、
 この紅茶すっごく美味しいです!
 不思議な香り...すごく落ち着くわ」

リナリーがにっこり微笑んだ。
私も隣で何回も頷く。

ほのかに甘い香り、
でも舌の先に少し苦味も広がって、
なんともいえない美味しい紅茶だった。


「ホント.......何て...美味しい...の...」

ゆっくり、眠気に襲われた。
目の前でリナリーが倒れ、
神田がうなだれる。
2人に手を伸ばそうとして、
私の意識も暗闇に呑まれた。

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