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孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第12章 はじめまして!


「お帰りなさい、
 ミランダさん、クロウリー!」

その2人が入ってくるなり、
アレンが駆け寄っていった。

「お帰り、2人とも。お疲れ様!」

「お帰りなさい!久しぶり!
 無事に帰ってきてくれて
 良かったわ!!」

リナリーもコムイさんも
跳び跳ねるように声を弾ませる。

「ただいまである。本当に久しいな」

見た目がちょっと吸血鬼っぽい
男性が、古めかしい口調で喋った。
でも、笑うと目が細くなって
可愛い感じだ。

「ただいま、皆さん」

今度は、ほっそりとした女性。
軽くウェーブのかかった
黒い髪を1つに束ねて、
体にぴったりした黒いTシャツに
ジーパンがよく似合っている。
にっこり微笑んだ顔は、
とても綺麗で美人な人だった。


ー うわぁ...男の人も女の人も、
  なんか個性的.......。


ついみとれていたら、
男性の方と目が合った。

男性は少し目を開いて
パチパチ瞬きをした。
それから、私の全身を見て

「誰であるか?」

と不思議そうにアレンへ
問いかけた。

リナリーが振り返り、
私の手を取って2人の前に引っ張る。

「新しくエクソシストになった、
 リランよ!!
 リラン、こっちはエクソシストの
 ミランダとクロウリーよ」

私はぺこっとおじぎした。

「はじめまして!リランです。
 ミランダさん、クロウリーさん、
 よろしくお願いします」

すると、2人もおじぎし返してくれた。

「私はアレイスター・クロウリー三世である。
 こちらこそよろしくである。」

「私はミランダ・ロットー。
 ミランダでいいわ。
 よろしくね、リランちゃん」


ミランダが、握手をしようと
手を差し出し、一歩足を踏み出した。

「あっ、きゃあ!?」

しかし、その瞬間にミランダは
床の上の書類で滑ってコケた。

「えっ、ちょっ、わぁ!」

私も巻き込まれた。
ミランダが、私に覆い被さる形で
倒れる。

ゴスッと頭を床にぶつけた。

「っ...たぁぁぁぁぁ.......」

「きゃああ、ごめんなさい!」

ぶつけた頭を手でさすり、
涙目でミランダを見上げた。

「ごめん、ミランダ。
 どいて?」

「ごめんなさいごめんなさい!」

さっきからごめんなさいを
連発しているが、なかなか
起き上がれないようだ。

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