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孤独を無くしたい 【D.Gray-man】

第10章 再会


解散した後、私は食堂へ向かった。

ラビとアレンも一緒に食堂へ入る。

アレンが笑顔で私とラビを見た。

「そういえば、忘れてました!
 お帰り、リラン!、ラビ!」

「ただいまー!」

「ただいまさぁっ!」

笑顔で返す。
その時いきなり、笑顔のアレンの頭に
黄色い物体が乗った。
アレンが自分の頭を見上げる。


「え!?ティムキャンピー!!
 お前、何でここにいるんだ??」

ぽかんとした私達の前で、
アレンがすっとんきょうな声をあげた。

「ティムキャンピーって...?」

私が聞くと、アレンは黄色いのを
手のひらに乗せて嬉しそうに笑った。

「僕の...というか師匠のゴーレムだよ。
 普通のとは大分違うけどね」


黄色い、丸まっちい物体だ。
十字架みたいな模様がある。

(羽根と、...尻尾?)

長い羽根と不思議な形の尻尾だ。

アレンは視線をティムに向けた。

「ティム、師匠のとこにいただろ?何で.......」

話している途中で、何かに思い至った
アレンの顔が青ざめた。

「も、もしかして.......」

同じように青ざめたラビが
恐る恐る、周りを見回す。

「俺がいるからに決まってんだろうが。
 バカ弟子。」

突然、低い声が後ろから響いた。

「師匠.......!?」

「クロス元帥!!」

(げ、元帥...??)

慌てて振り返ったその先には。


「か、仮面のおじさん!?」


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